【米大統領選】バイデン氏、来週の選挙活動再開に意欲「来週、選挙活動を再開することを楽しみにしている」「選挙でトランプ氏を倒す」

［ワシントン　１９日　ロイター］ – バイデン米大統領は１９日、声明で「来週、選挙活動を再開することを楽しみにしている」と表明した。

さらに、共和党の大統領候補となったトランプ前大統領について、「彼の米国の未来に対する暗いビジョンは米国人の本質ではない」と非難。「われわれは党を挙げ、国を挙げ、選挙でトランプ氏を倒す」と言明した。

バイデン氏は１７日に新型コロナウイルス検査で陽性反応を示し、軽い症状を発症し、隔離しつつ公務を継続している。

また、民主党議員の一角からは、トランプ氏に勝ち目はないとして、バイデン大統領に選挙戦からの撤退を求める声が強まっている。

声明に先立ち、バイデン陣営の責任者はＭＳＮＢＣとのインタビューで、バイデン氏が２期目の勝利を目指し戦うことにコミットしていると語っていた。

7/20(土) 0:55配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/92f784c9db1f58c9eede31274eb51fd35d660006

バイデン米大統領は、2024年の選挙では失うリスクも大きいが、トランプ前大統領の共和党全国大会での演説を受けて選択は明らかになったと述べた。

　声明でバイデン氏は、「来週から選挙運動に復帰するのを心待ちにしている。今後もトランプ氏の『プロジェクト2025』の脅威を暴きつつ、私自身の正しさを主張していく」と記した。

　これより先、バイデン陣営のジェン・オマリー・ディロン選対本部長はＭＳＮＢＣとのインタビューで、バイデン氏は選挙戦継続への「断固たる」決意を持っており、来週に選挙運動を再開するつもりだと表明。「ジョー・バイデンはドナルド・トランプを打ち負かすためにこれまで以上に尽力しており、この選挙戦において、われわれは接戦に対応できると信じており、前進する道筋が見えている」と語っていた。

　ただ、バイデン氏に対しては選挙戦からの撤退を求める圧力が一段と鮮明になっている。

　長年の側近が選挙戦の断念を否定する一方、ＮＢＣは関係者２人を引用し、どのような撤退の計画があり得るのかについてバイデン氏は家族との話し合いを始めたと報じた。

　オマリー・ディロン氏が出演した「モーニング・ジョー」はバイデン氏の支持者に人気の番組。新型コロナ感染で一時隔離されているバイデン氏が、依然として選挙戦に残る決意を固めていることを明確に示すものだ。ただ、このまま選挙戦を継続できると考える民主党議員はバイデン氏の周辺以外にはほとんどいない。

　バイデン氏の「潔い撤退」までに残された時間は少なくなっている。

　民主党が約１カ月後に候補指名の党大会を控える中、党当局者はバイデン氏を大統領候補として正式指名するためのオンライン形式によるロールコール（州ごとの票数読み上げ）を８月初めにも行う可能性を示唆している。

　バイデン氏はすでに予備選・党員集会で大統領候補の指名確保に十分な代議員数を獲得しており、選挙戦を続けるかどうかはバイデン氏の決断次第だ。（以下ソース）

2024年7月20日 0:03 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-19/SGVIH5DWX2PS00