無罪事件の特捜部取り調べ映像 範囲狭め提出命じる 大阪高裁　(プレサンス前社長事件)

無罪事件の特捜部取り調べ映像 範囲狭め提出命じる 大阪高裁｜NHK 関西のニュース
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240122/2000081381.html

01月22日　18時18分

　大阪地検特捜部が捜査した横領事件で無罪が確定した不動産会社の前社長が、特捜部の取り調べは違法な捜査だったなどと主張し、国に賠償を求めている民事裁判で、大阪高等裁判所は、取り調べの映像の一部を証拠として提出するよう命じた１審の決定を見直し、映像の範囲を狭めて提出するよう国に命じました。

５年前、学校法人の土地取引をめぐる横領事件で大阪地検特捜部に逮捕・起訴され裁判で無罪が確定した大阪の不動産会社の前社長、山岸忍さん（６１）は、当時の特捜部の検事が元部下を脅すなど違法な取り調べをしたなどとして、おととし、国に賠償を求める裁判を起こしました。

裁判で、山岸さんは、捜査の違法性を明らかにするため取り調べの録音・録画を確認する必要があると訴え、大阪地方裁判所は、去年９月、取り調べの映像の一部を証拠として提出するよう国に命じましたが、国は、不服として大阪高等裁判所に即時抗告しました。

これについて２２日、大阪高等裁判所は、「元部下へのプライバシーなどを考慮して提出しなかった国の判断は不合理と言えない。検事の口調や雰囲気は、取り調べを書き起こした文書やこれまでの裁判記録で把握可能だ」と指摘しました。

そのうえで、およそ１８時間分の映像の提出を命じた大阪地裁の決定を見直し、映像の範囲をおよそ５０分間に狭めて証拠として提出するよう国に命じました。

この記録は山岸さんが関わったとされた横領事件の刑事裁判の法廷で再生されたもので、検事が元部下に対して「会社の評判をおとしめた大罪人」などと発言する様子が残されています。

【山岸さんの弁護士“非常に不当”】
山岸さんの代理人の弁護士は大阪市内で開いた会見で、「検事は長時間にわたって一方的にどなりつけるなどしていて、これを明らかにしないとどのような問題があるのか分からない。映像の範囲を狭めた裁判所の判断は非常に不当で、今後、最高裁判所に不服を申し立てる」と話していました。

【大阪地検は】
大阪高等裁判所の決定について、大阪地方検察庁の北岡克哉 次席検事は「コメントすることはない」としています。

※関連ソース
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/955522?display=1

https://newspicks.com/news/9480557/body/

※関連スレ
横領無罪、検事2人告発へ　特捜事件でプレサンス前社長 [蚤の市★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1648180767/

【速報】明浄学院の資金横領事件　東証1部プレサンス社の前社長に無罪判決… [BFU★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1635385426/

【大阪】大手不動産「プレサンス」社長を逮捕　明浄学院横領容疑
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1576500883/