子育て支援が非常に手厚いフィンランドの少子化が日本並みに深刻なワケとは?

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1 : 2025/04/02(水) 09:07:28.90 ID:K0BpQUmD0
2 : 2025/04/02(水) 09:07:59.82 ID:K0BpQUmD0
2024年の日本人の出生数は初めて70万人を割る見通しだが、深刻な少子化が進んでいるのは日本だけではない。「世界一幸せな国」と言われる北欧のフィンランドでも出生数は激減している。日本よりも社会保障が充実している国でも、少子化が加速しているのは一体なぜなのか。『北欧流 幸せになるためのウェルビーイング』(キラジェンヌ)の著者で、北欧流ワークライフデザイナーの芳子ビューエル氏に話を聞いた。(清談社 吉岡 暁)

● 「社会保障」を充実させても 少子化は解消されない?

 厚生労働省が2月27日に公表した人口動態統計によると、2024年に日本で生まれた子どもの数(外国人を含む出生数)は72万988人で、日本人に限れば70万人を割る見通しだという。初めて出生数が80万人を割った22年から、わずか2年。9年連続で出生数は過去最低を記録し、専門家の試算よりも早いスピードで日本の少子化は進んでいる。

 そんな少子化解消の鍵としてまず挙げられるのは「子育て支援をもっと充実させること」だろう。しかし、実際に日本よりも子育て支援が手厚い国の出生率が良いかというと実はそんなこともない。たとえば世界幸福度ランキングで昨年1位に輝いた北欧・フィンランドの出生率は、2023年で1.26と、記録が残っている1776年以降で最低水準を更新した。これは日本が2022年に記録した過去最低値と同水準であり、フィンランドの少子化は日本同様に深刻だ。にもかかわらずU.S. Newsが発表した「子育てしやすい国ランキング2023」で、フィンランドは3位にランクインしている。

 実際、フィンランドの子育て政策は日本と比較しても非常に手厚いようだ。

 「たとえば北欧には、妊娠期から親子をサポートするNeuvola(ネウボラ)という制度があります。北欧諸国で提供されている母子健康診査・子育て支援サービスの一つで、このサービスは母親が妊娠してから子どもが小学校入学前までの間、無料で利用できます。日本の母子健康手帳は主に妊婦検診から新生児の健康管理に使用しますが、ネウボラは小学校入学前までの長期的な健康管理と家族支援を提供します。また日本の妊婦健診などは一部自己負担が発生する場合がありますが、フィンランドでは完全無料。母子へのサポートが長期的で、自己負担がないことが特徴です」

 そう話すのは、『北欧流 幸せになるためのウェルビーイング』(キラジェンヌ)の著者で北欧流ワークライフデザイナーとしても活躍する芳子ビューエル氏だ。では子育て支援が充実しているフィンランドで、出生率が低下した原因はどこにあるのだろうか。

27 : 2025/04/02(水) 09:24:39.94 ID:huP7/elj0
>>2
福祉が手厚いということは、税率が高いということ。
そして誰かがそれを負担してるということ。
こんな事もわかってないやつが、北欧賛美する
3 : 2025/04/02(水) 09:08:22.25 ID:K0BpQUmD0
● 「自分ファースト」な人生を 重要視する若者世代

 「友人や周囲の夫婦の話を聞くと、フィンランドは女性のキャリア意識が高く、キャリア優先で生きてきた結果、出産が遅くなってしまう、という背景があるようです。子育てに関して他国より恵まれた環境にあるという意識はあるものの、女性は仕事と育児の両立のタイミングを図らないといけない時が必ずあります。男女平等の社会的制度が制定されても、育児に関して女性にかかる負担は大きく、キャリアを犠牲にしてまで子どもを産みたいか?と、立ち止まってしまうのではないでしょうか」

 子育て支援が充実していると同時に、女性の社会進出も盛んな北欧諸国。2024年のジェンダーギャップ指数は2位と上位に位置し(日本は118位)、男女の不平等が少ないとされるフィンランドにおいても、女性がキャリアと育児の狭間で悩んでいるのは日本とあまり変わらないようだ。また女性のキャリア進出だけではなく、経済・雇用環境の悪化が背景にあることも考えられる。

 「リーマン・ショック以降、フィンランドの失業率は高止まりしており、実質賃金も横ばい状態。日本と同様に国全体を包む経済停滞のムードが、出産に歯止めをかける一つの要因かもしれません」

 そうした事態を憂慮してか、最近は若いカップルの結婚、出産を促進するための政策に力を入れているという。

 「フィンランドでは、お金のない若者のために住居購入の助成金制度があります。出産や子育てに関する助成金も手厚く、出産時に『育児パッケージ』というベビー服や布団などをたくさんもらえる制度もあります。まだ若くて経済的に安定していなくても、家が持てて、子育てにも助成金が出るというのは魅力的な政策です。また妊娠出産に関する女性への負担を軽くするため、親が2人いる場合は勤務日を均等に分けられる、という制度も。北欧では育児の責任を父親、母親とで平等に分かち合うことが重要だと考えているからです」

 物価上昇、経済不安なども影響し、日本では恋愛や結婚そのものに消極的な若者が増えているが、フィンランドの若者も恋愛や結婚にネガティブな感情を持っているのだろうか。

 「北欧の若者が恋愛や結婚に消極的だとは思えませんが、やはり将来の家族像を描くよりもキャリアや自分らしい生活、夢の実現というところに重きを置く傾向は、若い世代に広がっているように感じます。子どもを産んで育てるということは、大きな責任が伴います。まずは自己実現をして、子どもを産めるギリギリの年齢まで『自分ファースト』の人生を生き、そこでやっと結婚や出産を……と考える若者が多い印象です。この『自分ファースト』とは、わがままに振る舞うことではなく、『まず自分を大切にして、やりたいことをやりきる姿勢』を指します。日本の方々はここが極端に出来ないので、むしろ見習ってほしい位ではありますが、ただあまりにも完璧に目指し過ぎてしまうと、出産も先送りすることになってしまうのかもしれません」

 「世界一幸福な国」とも言われるフィンランド。若者世代に「やりたいことをやりきる」人生が重要視されていることが、急速な少子化にもつながっているのかもしれない。自分らしい多様な生き方ができるようになった現代で、あえて子育てを選択する必要があるのか、と躊躇してしまうのは日本も海外も一緒のようだ。

4 : 2025/04/02(水) 09:08:39.41 ID:K0BpQUmD0
● 女性の負担が大きい限り 少子化は止まらない?

 どれだけ支援を充実させても「子育て」を選択する人が増えないのであれば、日本の少子化は今後どうすれば改善されるのか。輸入会社の経営者として女性社員を多く雇用している芳子ビューエル氏は「国の政策も重要だが、会社単位でのサポート体制も必要」だと言う。

 「日本でも昨今やっと男性が育休を取るようになってきましたが、まだその割合は低く、依然として女性にかかる負担が圧倒的に大きいのが現状です。弊社には子どもを持つ女性社員が複数人いますが、子どもがいると家庭内感染で病気になったり、都度病院へ連れて行ったり、保育園に呼び出されたりという事態は避けられません。その負担や責任を母親だけが背負うのではなく、夫も会社も協力してサポートしなければ、出産や育児を前向きに捉えることは難しいでしょう」

 女性が育児と仕事を両立させるためには、周囲の協力や手助けが重要だ。そして女性の働きやすさを社内で整えることが、経営者としてできる少子化対策ではないかとビューエル氏は語る。

 「弊社は1時間から有給が取れて、育児の都合などで出社が遅れる場合は、LINEで連絡をすれば良いことになっています。また子どもが病気の際はリモートワークをすることも可能です。なにより誰がどんな事情で休んでも社内から責めるような言葉が出ないよう、職場全体の意識には気を配っています。休みにくい雰囲気を作らず、『小さいうちは大変だね』と励ますのがトップの仕事。社内制度を整えることはもちろん、一緒に働く社員の心ない言葉を無くす努力が企業側にも必要ですし、そういったサポートの積み重ねで社会全体の少子化を少しずつ変えていければと願っています」

 先日、「たまひよ」が発表した「今、何があったらもうひとり産もうと思えますか?」というアンケートでは、1位が「お金」、2位が「いろいろな意味での母への負担解消」という回答だった。また4位、5位には「子育てに関する社会の理解」「職場・会社の理解」が挙がった。もはや少子化改善のためには、子育て支援の充実だけでは追いつかない。社会全体の意識改革が必要だ。

5 : 2025/04/02(水) 09:09:49.43 ID:8JZegTJW0
めんどくせえから女から人権を剥奪すればいいってコト?
20 : 2025/04/02(水) 09:19:26.16 ID:2s4rciws0
>>5
働かない男は始末しろよ
6 : 2025/04/02(水) 09:11:06.58 ID:TQDw5I2A0
正解はイスラム式
7 : 2025/04/02(水) 09:11:51.96 ID:gd8nKWya0
イスラエルを見習え
軍国愛国宗教だ
8 : 2025/04/02(水) 09:12:27.26 ID:vp5B1FQj0
財務省の御用記事か?
9 : 2025/04/02(水) 09:13:07.47 ID:7rmATO6t0
少子化だから手厚いんだろ?
違うか?
11 : 2025/04/02(水) 09:14:44.56 ID:P9W8y92X0
>>9
いずれにせよ相関がないってこと
つまり効果がない
31 : 2025/04/02(水) 09:28:35.21 ID:1NNOutEJ0
>>9
それより仕事と子育ての両立なんだと
新しく子ども生まれたら難しい
12 : 2025/04/02(水) 09:16:13.67 ID:w/P44Qix0
実際は十分に子を育てられる経済力がある層にばら撒いても改善しないのは分かってるだろうに。

ま、議員とかは勝ち組支援じゃないと旨味がないのだろうけど。

13 : 2025/04/02(水) 09:16:33.61 ID:NHwPOK300
日本人は自分の人生よりアニメの方が大事だからな
リアルの声よりアニメの声しか聞いていない
14 : 2025/04/02(水) 09:16:49.23 ID:YOi3EDdu0
少子化対策に成功例なし
子供家庭庁7兆円は無駄遣い
17 : 2025/04/02(水) 09:18:13.83 ID:j2V7JKn30
>>14
っ フランス
15 : 2025/04/02(水) 09:17:23.34 ID:j2V7JKn30
子育てに手厚くても子供は増えない。子供産んだ親が嬉しいだけでそれなら子供産もうとはならんよ
子供増やしたいなら子供産んだら1000万ウオンとかやらんとね?
29 : 2025/04/02(水) 09:25:56.26 ID:huP7/elj0
>>15
何故ウォン・・・
16 : 2025/04/02(水) 09:18:12.98 ID:DHA+qypC0
少子化の本当の原因はインターネット
18 : 2025/04/02(水) 09:19:00.05 ID:NHMkPAvY0
結局のところ共働きがまずいのでは?
専業主婦を強いられた時代の方が出生率が高いとなると。
19 : 2025/04/02(水) 09:19:13.04 ID:1rX/EWVL0
文明が発達するほど人類はゆっくり滅亡へ向かうわけか
21 : 2025/04/02(水) 09:19:46.20 ID:zorrc4JM0
若者に余裕ができればいいのでは
その真逆の失敗作が氷河期ジジイババアなんだからさ
22 : 2025/04/02(水) 09:19:49.72 ID:fMxiPGd/0
相対的に生殖活動への価値が下がった国の順だろう
23 : 2025/04/02(水) 09:20:50.87 ID:Fkgv/c3F0
人間が劣化してる
豊かになりすぎたんだよ
24 : 2025/04/02(水) 09:22:01.42 ID:CYk0BUtq0
低学歴だと安い外人と仕事取り合いになるから
26 : 2025/04/02(水) 09:23:50.38 ID:Fkgv/c3F0
自発的人口抑制だろ
このままじゃ地球が破綻する
問題は途上国だな
28 : 2025/04/02(水) 09:24:49.98 ID:fnDAfBZg0
フランスは成功した
フィンランドもまだまだなんだろ
30 : 2025/04/02(水) 09:26:11.28 ID:h1malSti0
子育て支援は必要だしやるべき事だがそれは少子化対策にはならない。前々から言われていた単なる事実。
やはり少子化対策なら結婚支援や前提となる出会い支援に予算を!

コメント

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