国際オリンピック委員会(ICO)がeスポーツ世界大会を新設　スト６が正式採用、、、か？

国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が国際大会「オリンピック・ｅスポーツ・ゲームズ」の新設を決定し、競技として新たな一歩を踏み出した「ｅスポーツ」。コンピューターゲームなどの腕を競うｅスポーツの競技人口は世界で１億人以上といわれ、２０２５年にサウジアラビアで開かれる第１回大会の種目として日本メーカーのゲームの採用が期待されている。

特に注目されるのがカプコンの対戦格闘ゲーム「ストリートファイター６（スト６）」だ。１９８７年に第１作がリリースされて以降、格闘ゲームの代名詞として世界中で愛されている。カプコンはｅスポーツの振興にも力を入れており、２０１３年から公認の世界大会「カプコンカップ」を開催。初の日本開催となる今シーズンは両国国技館（東京都墨田区）に世界中のプレーヤーが集い、優勝賞金１００万ドル（約１億５５００万円）を賭けてスト６の腕を競い合う。

ただｅスポーツでは「洋ゲー」と呼ばれる海外メーカーのゲームの採用が多い。カプコンは「国際的な祭典に採択してもらえるようプレー人口はもちろん、視聴人口も増やす展開を進めたい」としている。

一方、任天堂はｅスポーツとは距離を置く姿勢をとっている。同社のゲームはガイドラインで営利目的の大会での利用を禁止しており、賞金を設定することを認めていない。担当者は「任天堂はゲームの体験をかけがえのない記憶にしてもらいたいと考えている」としている。（桑島浩任）
https://www.sankei.com/article/20240724-AWR25FSRMZORFMMEX7SMVRM3VM/