ヴェネチアから17ヶ月ぶりクルーズ船出港　抗議の声も

Cruise ships' return to Venice reignites tensions
https://news.yahoo.com/cruise-ships-return-venice-reignites-181140249.html

以下日本語訳
ヴェネツィアへのクルーズ船の復帰で再び緊張感が高まる

ヴェネツィアに戻ってきたクルーズ船が再び緊張感をもたらすヴェネツィアを出発したクルーズ船MSCオーケストラが盆地を航行する

土曜日、コロナウイルスの流行による約1年半の中断を経て、最初のクルーズ船がヴェネツィアから出航し、巨大な水上ホテルの支持者と反対者の間の言葉の争いが再燃した。

サン・マルコ広場にそびえ立つMSCオーケストラを横目に、小型モーターボートに乗ったデモ隊が「クルーズ船反対」と書かれた横断幕を振っていた。

"デモ参加者のLucia Tedescoさん（57歳）はAFPの取材に対し、「クルーズ船はヒットアンドアウェイの観光をもたらし、実際にはヴェネツィアにほとんど利益をもたらさない」と語った。

環境と街の文化遺産を懸念するクルーズ船反対派は、クルーズ船は大きな波を引き起こし、ヴェネツィアの基盤を崩し、ラグーンの脆弱な生態系を害するという。

しかし、ユネスコの世界遺産であるヴェネツィアには、この巨大な船のファンもいて、その多くは「Venice at work」という運動を組織している。

観光クルーズの寄港は、パンデミックで大きな打撃を受けた観光業に依存するこの街の雇用を創出するという。

約650人の乗客は、4日以内のコロナウイルス検査で陰性を示し、その場で別の検査に合格した後、ベニスのMSCオーケストラに乗船しました。

パンデミックのピーク時に一部のクルーズ船で発生した大規模な感染症を防ぐために設けられた厳しい衛生対策に、誰も不満を感じている様子はありませんでした。

南イタリア、ギリシャ、クロアチアを巡るMSCオーケストラのツアーでは、3,000人の定員の半分が埋まっています。

ベニスでの滞在中、船員たちは物資を調達し、安全対策を強化していました。

クルーズライン国際協会のディレクター、フランチェスコ・ガリエッティはAFPに対し、80万人のクルーズ客が減少したことにより、ヴェネツィアの経済は1年間で「約10億ユーロ（12億ドル）」の損失を被ったと述べ、オーケストラの寄港を「この街の再出発への貢献」と呼びました。

世界で最も有名な観光地のひとつであるヴェネツィアのクルーズ船論争は、常にイタリアの国境を越えて響き渡っている。

火曜日には、ミック・ジャガー、ウェス・アンダーソン、ティルダ・スウィントンなどの国際的なアーティストたちが、イタリアのセルジオ・マッタレッラ大統領、ドラギ首相、ヴェネツィア市長に手紙を送りました。

彼らは、クルーズ船の寄港を「最終的に止める」こと、観光客の流れをよりよく管理すること、ラグーンの生態系を保護すること、都市の「物理的完全性と文化的アイデンティティ」を守るために不動産投機を制限することを求めました。

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