【長崎大学熱帯医学研究所予測】「１日の感染者、福岡県は１万３２６６人に」

福岡県では、新型コロナウイルスの１日の感染者が１万３０００人余りに達するおそれがあるとする予測を、長崎大学の教授などがまとめました。

長崎大学熱帯医学研究所の有吉紅也教授などは、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染力を「デルタ株」の２倍程度と仮定するなどして、
福岡県の今後の感染状況を予測しました。

それによりますと、きょうから行動制限などの強い対策がとられ人の接触機会が７割減っても１日の感染者の数は、
今月２３日に４７７６人に達するとしています。

接触機会の減少が５割にとどまると、ピーク時の感染者数はおよそ１.５倍に増え、来月１日に６９７１人になるとしています。

また、対策の強化が今月２０日に先送りされた場合は、接触機会が７割減っても１日の感染者の数は今月２６日に９８５７人に上り、
接触機会の減少が５割にとどまると、来月１日に１万人を超えて、１万３２６６人に達するおそれがあると予測しています。

有吉教授は、オミクロン株に対するワクチンの効果などによって状況は変わるとしたうえで、
「対策の遅れが、爆発的な感染を引き起こすことになる。早め早めに対策をうって接触機会を減らすとともに
マスクの着用など基本的な感染対策も引き続き徹底してほしい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20220117/5010014510.html