【訃報】韓国政府の外貨準備が底をつきそう…

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外国為替準備金、4年ぶり最低水準…為替レート防衛に必死
掲載　2024.07.06　午前 5:33
修正　2024.07.06　午前 5:34

リュ・ファンホンがお伝えします。

韓国政府の外貨準備額が三ヶ月連続で減少を記録しています。為替防衛のため、国民年金や通貨スワップも投入しています。
韓国銀行の資料によると、6月の外貨準備額は4122億ドル。2023年末より80億ドル減少しました。2020年6月以来、4年ぶりとなる最低額です。

金融当局は、輸入物価の上昇を懸念して為替防衛に躍起になっています。

しかし、消費者物価こそようやく安定するようになりましたが、石油と果物は価格が急上昇しています。原油の先物価格や外国の為替レートによっては、再び急上昇する可能性もあります。

チュウォン　現代経済研究院経済研究室長
輸入物価が安定しなければ内需は崩壊してしまいます。 今のように物価が不安定なまま為替レートが急騰したら、米国連邦準備制度理事会(FED・FRB)が金利を下げたとしてももはや追従はできません。

ウォン・ドルの為替レートは今年に入って急上昇しています。
今年初めは1,280ウォン台でしたが、現在は1,380ウォン台で推移することが多く、4月には1,400ウォンを突破するのも当たり前になっています。

　市場では米国が金利引き下げを行う年末まで、こういった不安定な流れが続くものと見ています。

ソ・ジョンフン　ハナ銀行首席研究員
国民年金とのスワップを通じた危機対応計画があります。また、1,400ウォン台は市場でも高すぎると見られています。1,400ウォン台を突破する事は短期的にはないと見ています。

韓国銀行のイ・チャンヨン総裁すらも為替レートに関する言及はタブー視しているほど、為替の方向性は予測ができません。また米国の金利が高く金利差も開いているため、韓国から資本離脱が起こっていることも金融当局の悩みの種となっています。

YTNのリュ・ファンホンでした。

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