【統一教会】自民党・田畑裕明 衆院議員の総決起大会　世界平和統一家庭連合の礼拝堂で開催

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富山1区選出の自民党、田畑裕明衆議院議員が2017年の衆院選で、旧統一教会の関連団体に選挙の支援集会を開いてもらっていた問題で、支援集会の会場が富山市にある教団の礼拝堂だったことがわかりました。田畑議員は今後教団側との「一切の関係を断つ」としています。

2017年10月の衆院選で、富山1区選出の自民党、田畑裕明衆議院議員は旧統一教会の関連団体、世界平和連合県本部が後援する「総決起大会」、選挙の支援集会に出席していました。

この会場が富山市にある世界平和統一家庭連合の施設内の礼拝堂だったことが新たにわかりました。

支援集会の司会を務めていたのは、世界平和連合県本部の事務局長、鴨野守氏でした。

鴨野氏は以前、家庭連合の広報局長を務め、新田知事の選挙応援の窓口となった教団側と富山政界をつなぐ重要人物です。

毛田千代丸キャスター：
「田畑議員なんですけども、この時は鴨野さんや関係団体の方が選挙応援に回ったのでしょうか」

世界平和連合県本部事務局長 鴨野守氏（電話）：
「そうですね。できる範囲ですね、私たちの友人や知人に田畑先生を応援しましょうという、そんなお声がけはさせていただいたと覚えておりますね」

田畑議員はこれまで、関連団体からは個人レベルの選挙応援しか受けていないとしていましたが、教団側が組織的な支援を行っていたことが浮き彫りになりました。

田畑議員の事務所はチューリップテレビの取材に対し、「組織的な支援との認識はなかった」と回答しました。

その上で今後、教団側との関わり方について「社会的な疑念を持たれる団体については今後、一切の関係を断つ」としています。

また、関連団体に政治団体を通じて会費を支出していた件については「政治資金規正法の趣旨に則り、引き続き適正に対応していきたい」としました。

田畑議員は12日、総務副大臣を退任しています。