【円安】九州経済圏 上半期の輸出額最高に 好調な自動車輸出など反映

九州・沖縄と山口を含む九州経済圏の貿易統計がまとまり、ことし上半期の輸出額は、好調な自動車輸出の実績などを反映する形で過去最高となりました。

門司税関によりますと、九州経済圏のことし１月から先月までの半年間の輸出額は、５兆９８０７億円となりました。

これは前の年の同じ時期の実績を１３.７％上回り、上半期としては過去最高となりました。

円安が進む中、アメリカや中国向けの自動車輸出が好調だったほか、半導体の輸出がアジア向けに増加したことが主な要因としています。

一方、輸入額は５兆３３１６億円で、前の年の同じ時期を４.１％下回りました。

これは、原油や石炭の輸入量が減ったことが主な要因だということです。

また、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、６４９０億円の黒字となりました。

貿易黒字は去年７月から１２月までの半年間に続いて、２期連続です。

門司税関調査部の鈴木清隆次長は「自動車や半導体関連のほか、資源価格の動向などこの地域への影響が大きく、引き続き、主要品目の動向を注視していきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20240718/5020016104.html