「セクハラ感じた」381人　千葉の公立校児童・生徒調査

千葉県教委は、県内の公立校に通う児童・生徒を対象とした2021年度のセクシュアルハラスメント（セクハラ）に関する調査結果を発表した。小中学校と高校、特別支援学校の児童生徒44万1060人のうち381人が、「セクハラと感じる教職員の言動があった」と答えた。【石川勝義】

「触られた」小中で最多
　千葉市立学校と船橋、柏、松戸、習志野、銚子の各市立高校を除く県内の公立小中学校、高校、特別支援学校で毎年実施し、21年度は計1113校が対象となった。すべての児童・生徒に教職員からのセクハラの有無などを答えるよう求めたところ、小学生56人▽中学生136人▽高校生174人▽特別支援学校15人――から訴えがあった。

　具体的な中身としては、小中学校は「不必要に身体に触られた」が最も多く、小学生33人、中学生58人から申告があった。県教委教職員課によると、コミュニケーションの一環として肩や背中に触れた事例が多く、わいせつ事案や懲戒処分の対象となる行為はなかった。ただ、「生徒が不快に感じたことは受け止めている」とし、いずれも校長が教職員に口頭注意するなどの対応を取ったという。

　高校では「性的な話・冗談等を言われた」が31人と最も多かった。歴史や小説を扱う授業の中で、教員が女性を蔑視するような発言をした事例などがあった。生徒に対して「女みたいで気持ち悪い」と発言し、口頭注意を受けた教職員もいた。

　調査では、セクハラ以外のハラスメント行為についても回答を求めており、732人から訴えがあった。部活動の顧問が「お前がいると雰囲気が悪くなる」と告げた事例や、教職員から「ひどい顔だ」「日本語分かる？」などと言われたケースもあった。いずれも校長から注意を受けているという。

児童・生徒が「セクハラと感じ不快だった」と答えた主な内容
・性的な話・冗談等を言われた

・容姿等の身体的特徴を話題にされた

・不必要に身体を触られた

・「男（女）のくせに」などと言われた

・性的なことを質問された

・クラス全体に将来の結婚の意思を聞いたことに違和感を覚えた

毎日新聞 2022/5/31 12:05（最終更新 5/31 12:05） 863文字
https://mainichi.jp/articles/20220531/k00/00m/040/058000c

肩触られただけでセクハラとか言いそうだな今の学生は

男性教諭が男子生徒に「やらないか！」
って事なんだろう