「月300万ウォンでも働いてくれる人がいない」 韓国自営業者、雇用難にため息

ソウル中区（チュング）でソルロンタン（牛骨などのスープ）専門店と黒豚焼き肉店を経営しているシンさん（６５）さんはホールスタッフを１年近く探している。忙しい時間帯にはシンさんの妻も店に出て仕事を手伝っている。シンさんは「職業紹介所に手数料１００万ウォン（約１０万５０００円）を入れて連絡を待っているが、何の音沙汰もない」としながら「アルバイトを探すことすらできず日雇いをその時その時に呼んでいる」と話した。

「働いてくれる人がいない」－－。自営業者の訴えだ。２１日、韓国雇用労働部によると、従事者１人以上の飲食業の不足人員は昨年下半期４万９３１２人に達した。必要人材不足率は４．４％で、全産業平均（２．８％）よりも高かった。

人を雇うことが難しいため、飲食店・居酒屋などでは最低賃金よりも高い賃金を提示するところも少なくない。求人求職プラットフォーム「アルバモン」によると、今年最低賃金（１万３０ウォン）の月換算額（約２１０万ウォン）よりも１００万ウォン以上多い３００万ウォン台の月給を提示した飲食店がいくつもある。ソウルのある参鶏湯（サムゲタン）専門店は週５日１日１２時間勤務（休憩時間含む）のホールスタッフの給料を３８０万ウォンと提示して求人した。事業主は長期勤続時には褒賞、優秀社員には表彰、各種慶弔金・ボーナス、まかない提供など以前よりも手厚い労働条件を提示している。

それでも効果があまりないというのが業界の言葉だ。漢城（ハンソン）大学経済学科のキム・サンボン教授は「若者求職者は自分の時間が確保されてキャリアに役立つところに集まるので、雇用－求職者のミスマッチ（不一致）が起きるよりほかない」と話した。人間の代わりにサービスロボットを導入するところもある。江原道平昌（カンウォンド・ピョンチャン）のあるマッククス（韓国まぜそば）専門店の社長は「地方では人を雇うことがもっと難しい」とし「２年前から通信会社のサポートを受けながらサービスロボットを使い始めた」とした。

韓国政府が対策として提示したのは外国人人材だ。昨年からレストランでＥ－９（非専門就職）ビザで入国した外国人を厨房補助として採用することができるように道を開き、１５日には業務範囲をホールサービスまで拡大した。先月末基準で累積１８０人の外国人がこうした資格で飲食店などに勤務している。しかし、相当数の自営業者は微妙な反応だ。

外国人を雇用するためには飲食店経歴５年以上が必要で、正規職として雇用しなければならないなど条件が厳しいということだ。国税庁によると、一般飲食店の３年生存率は半分（５３．８％）にとどまっている。小商工人連合会のチャ・ナムス政策広報本部長は「事業場の脆弱性を考慮し、人材を弾力的に運営することができるようにしなくてはならないが、とにかく正規職でなければならず、住むところも提供しなければならないので事業主の立場では負担が大きい」とし「小規模な事業場では１人が多くの役割をこなさなくてはならないが、清掃なら清掃、サービスならサービスなど一つの業務だけをしろというのも現場を知らない政策だ」と指摘した。続いて「労働権を保障して業務範囲などは事業主と労働者が自律協議するようにしなければならない」と話した。

中央日報日本語版 2025.05.22 07:58
https://japanese.joins.com/JArticle/334054

言葉通りに受け取るなら、飲食業の求人の大半は最低賃金だってことになるのか？

しかも勤務時間はこれ

モテモテの韓国人男性は寿司女の金で一生遊んでくらせる

韓国労働者の平均年収が4917万ウォンだから、全然足りてないやん